top of page

道で出会ったクサガメ ― 小さな命からのメッセージ

更新日:9月10日

野生のクサガメは、日本の河川や池沼に静かに暮らす淡水生物で、長寿で着実な暮らしぶりを持っています。その姿や習性は、昔話や信仰の中で 守護や長寿の象徴 として親しまれてきました
野生のクサガメは、日本の河川や池沼に静かに暮らす淡水生物で、長寿で着実な暮らしぶりを持っています。その姿や習性は、昔話や信仰の中で 守護や長寿の象徴 として親しまれてきました

🌿今日のほっこりエピソード🐢

ちょっと心がほっこりする出来事がありました。

買い物帰りに細い農道を走っていたとき、夫の運転する車の前に クサガメ が現れました。危ないと思った夫が「カメがいる」と教えてくれたので、私は「よし、移動させてあげよう」と声をかけ、車を路肩に止めてもらいました。

ビニール袋を手に、亀の元へ走ります。道を渡ろうとしていた亀に「向こうに渡りたいんだね」と声をかけ、両手でそっと持ち上げると、びっくりして頭を引っ込めました。幸い対向車も停まってくれたので、一礼して田んぼ横の安全な草むらにそっとおろしてあげられました。

亀は少し動揺していましたが、「今日も生き延びられてよかったね。幸せな一日になりますように」と心で祈りました。

この子は 20cmほどの成体。もし女の子だったら、5〜7月頃に産卵していたかもしれません。その卵は60〜90日で孵化するので、そろそろ 小さな赤ちゃん亀が生まれている頃 かもしれませんね。

ちょっとした出会いですが、自然の命を守る小さな瞬間に心が温かくなった夕方でした。✨


🐢 クサガメとその保護状況

クサガメが幼体から成体になるまでには、数年かかります(オスで5~7年、メスで7~10年)。せっかく今まで生き延びてきたので、事故に遭わず無事で良かったと思いました。

さらに、クサガメは 日本で長く定着してきた淡水亀で、環境省のレッドリストで 準絶滅危惧(NT: Near Threatened) に指定され、保護の対象になっています。



✨ 偶然は本当に偶然? ― スピリチュアルな視点

「目の前で起こる出来事は偶然ではなく、必然かもしれない」という考え方があります。私たちに起こることには、学びや理由、意味があることもあるのです。

今回の クサガメとの出会い も、単なる偶然のようでいて、自然や命に対する思いやりを実感するための必然だったのかもしれません。


🌸 亀から受け取るメッセージ

スピリチュアル的に、亀は 守護・安定・長寿・焦らず進むこと の象徴です。今回の出会いを通して受け取れるメッセージを、少し広い視点からまとめてみました。


🌿 優しさと思いやりを大切にする

小さな命に手を差し伸べることは、特別なことではなくても、大きな意味を持ちます。日常の中での小さな親切は、自分の心を豊かにし、まわりの人や動物にも安心を与えます。「誰かの小さな存在を大切にすること」その積み重ねが、社会や世界全体のやさしさに繋がっていくのかもしれません。


🐢 焦らず慎重に、一歩ずつ進む

亀はゆっくりですが、着実に前へ進みます。人生も同じように、無理にスピードを上げなくても大丈夫。人と比べず、自分のペースで歩んでいくときにこそ、本当に大切な景色や学びに出会えます。「急がなくても、ちゃんと辿り着ける」――亀はそのことを教えてくれているようです。


小さな奇跡や守護のサイン

偶然のように思える出来事も、実は「見えない導き」や「守られているサイン」であることがあります。車の前に現れた亀も、私たちに立ち止まって自然や命に目を向けるきっかけをくれました。日常の小さな出来事に気づくことができれば、それはもうすでに「奇跡」と呼べるのかもしれません。


🌸 長寿と継承のシンボル

亀は長寿の象徴でもあります。「時間をかけて育まれるものの大切さ」「世代を超えて受け継がれていく命の流れ」。その姿は、私たちに「今を大事に生きることが未来につながる」ということを静かに伝えているのではないでしょうか。


偶然のように出会った小さなクサガメ。

その存在は、自然の中で静かに生きる命の尊さを教えてくれました。

私もまた、焦らず一歩ずつ歩みながら、小さな命の声に寄り添い、日々を感謝とともに生きていきたいと思います。



コメント


©2023 rouma。Wix.com で作成されました。

bottom of page