🐾仔猫の譲渡体験記|アメちゃんとの出会い【再公開・最新リライト版】
- かとうようこ
- 6月25日
- 読了時間: 4分
更新日:6月27日
このブログ記事は、2023年に初公開したものを最新の情報でリライトし、2025年に再公開したものです。
東京中央区勝どきの保護施設からやってきたアメちゃんとの出会いから、家族の一員として迎え入れるまでの経緯を綴っています。
猫好きの方やアニマルコミュニケーションに興味のある方にぜひ読んでいただきたい内容です。

🗓 初出:2023年6月18日 📘再編集:2025年6月
2023年6月18日、東京中央区勝どきにある猫の保護施設「Mana Planet」さんより、キジ白の子猫を譲渡していただきました。名前はAme(アメ)と名付けました。フランス語の男性名で、「愛された者」という意味があります。
施設の方々も、譲渡が決まる前から「アメちゃん」と呼んでくださっていて、うちに来る頃にはしっかり自分の名前を認識していました。
🐱 アメちゃんとの不思議な出会い
正直に言えば――昨年(2022年)の8月に愛猫シュクレを見送ったとき、もう新たに仔猫を迎えることはないと思っていました。
けれどある日、夫が東京に出張していたタイミングで台風の影響により新幹線が止まり、「今日は帰れない」と連絡があった直後、FacebookでMana Planet代表のKさんが投稿した、保護された子猫の写真が目に飛び込んできました。
それはまさに、キジ白の子猫。思わず、夫に「ちょっと見てきて」とメッセージを送っていました。
実はこのKさんとは、数年前に参加した、世界的アニマルコミュニケーター・キャロル・ガーニー先生のワークショップで出会った方です。偶然、席が隣同士になったことがきっかけでFacebookでつながり、そのご縁は今も続いています。
このワークショップの数か月後のこと。当時わたしが保護していたマリーちゃんが仔猫を出産し、その写真をFacebookに投稿したところ、Kさんから連絡がありました。
なんと、その中の1匹が、Kさんの亡くなった愛猫に瓜二つだったのです。さらにKさんは、「もう産まれる準備ができたから、ママを探してるよ」という愛猫からのメッセージを、数か月前にアニマルコミュニケーションで受け取っていたと教えてくれました。
そして、本当にマリーちゃんの仔猫を迎えに、遠く滋賀まで来られたのです。
猫がつないだご縁が、こんなふうに命のバトンとなって巡っている――そのことに深い感動を覚えました。
そして今度は、Kさんが保護したアメちゃんを、わたしたちが迎えることになるなんて…。猫たちは、やはりどこかでちゃんとつながっているんだと、あらためて思わずにはいられません。
💭 迷いと、心の奥の願い
実はシュクレを見送ったあと、夫は「またキジ白の子を迎えてもいいんじゃない?」と言ってくれていました。
でもその時の私は、「もういいよ。シュクレと、先代のショコラだけで十分だよ」と答えていたのです。その後、秋にヒヨコのくりちゃんを迎え、日常にはまた別の命のリズムが流れていました。
だからこそ、「仔猫を見てきて」と言ったとき、夫は驚いたかもしれません。
けれど、翌日には彼が実際に施設へ足を運び、アメちゃんに会いに行ってくれたのです。
今振り返ってみると、夫にとっても、シュクレの死は深い喪失だったのだと思います。そして、「もし次に迎えるとしたら、やっぱりキジ白の子がいい」という想いが、私と同じように心のどこかにあったのでしょう。



🐾 命のご縁に導かれて
あれから2年。アメちゃんは、すっかり我が家の中心にいる存在になりました。ミードやルーシー、ミシェル、そしてくりちゃんとも良い関係を築き、日々わたしたちにたくさんの学びと癒しを届けてくれています。
そして今年、10年の外猫生活を終えて我が家に迎え入れたマリーちゃんとも、年の差を超えてすっかり仲良しになりました。アメちゃんの甘えん坊気質が、マリーちゃんの心をほどくきっかけとなり、迎えたその日から自然と仲間として受け入れてくれたのです。マリーちゃんも今では、まるでずっと前から一緒にいたかのように、穏やかに、安心した表情で毎日を過ごしています。
「もう迎えることはない」と思っていた心の扉が、自然と開いていたことに、自分でも驚くほどでした。でもそれは、過去の悲しみを忘れたのではなく、その命が教えてくれた愛情が、今の私を育ててくれたからなのだと思います。

