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🐾 犬と鶏の夏の散歩事情|暑さ対策と安心して歩くためのポイント

更新日:2 日前

夏場のアスファルトは日中60°C以上に達することも。犬の肉球はとても繊細で、わずか1分でも低温やけどを起こす危険があります。手の甲を地面に5秒あてて熱ければ犬にとってもNG
夏場のアスファルトは日中60°C以上に達することも。犬の肉球はとても繊細で、わずか1分でも低温やけどを起こす危険があります。手の甲を地面に5秒あてて熱ければ犬にとってもNG

💤 夢で目覚めた“心の叫び”

「犬は人より暑さに弱いんです。体温調節が苦手で、ほとんど汗をかけません。口だけで熱を逃がしているので、熱中症になりやすいんです。犬の足の裏は、アスファルトやコンクリートに対応した作りにはなっていません。夏の日差しに焼けた道路や歩道を歩かせないで!」

そんな思いが胸にあふれて、目が覚めました。

夢の中で、夏の明るい時間帯に犬を散歩させている人に向かって、心の中で叫んでいたのです。声にはならないけれど、伝えたかった強い気持ちでした。

午後6時、歩道を散歩中のくりちゃん。植え込みにもぐりこんでは虫を探しながら公園に向かっています
午後6時、歩道を散歩中のくりちゃん。植え込みにもぐりこんでは虫を探しながら公園に向かっています

🐔 鶏も暑さに弱いんです

我が家に犬はいませんが、鶏の「くりちゃん」がいます。

くりちゃんは、近所の公園へお散歩に行くのが日課です。

鶏もまた、暑さにとても弱い動物です。日中は、オリーブの木陰にあるハウスの中にいても、口を開けてハァハァと呼吸しながら過ごしています。例えるなら、真夏にダウンジャケットを着ているようなもの。そりゃあ、暑いはずですよね。

とはいえ、体の免疫やバランスのためには、ある程度は暑さ寒さに触れることも大切。日中は外の空気にあたりながら過ごしてもらっています。


🚶‍♂️ くりちゃんのお散歩スタイル

くりちゃんのお散歩は、基本的にリードをつけていません。本鶏の意思を尊重して、自由に歩かせています。

ハウスから出ると、まず庭を一回りして、それから気が向けば歩道へ。

付き添うのは、いつも夫。

くりちゃんの歩みに合わせて、ゆっくりと公園まで向かいます。

車で大きな公園に連れて行く日もあります 
車で大きな公園に連れて行く日もあります 

🌇 夏の夕方に合わせて散歩時間を調整

夏になってからは、くりちゃんの様子を見ながら、日が傾いてまだ明るさの残る夕方5〜6時頃に出かけるようにしています。

歩道が熱いと、庭から出ようとしない日もあります。

くりちゃんはちゃんと、自分の足で暑さを判断しているのです。

草の生い茂る中を虫を探して走り回るが楽しい
草の生い茂る中を虫を探して走り回るが楽しい

🌿 虫探しがくりちゃんの楽しみ

以前は、公園まで腕に乗せて連れて行っていましたが、今では、歩道の植え込みで虫を探しながら歩くのが楽しみになってきました。

信号のある所だけ抱えて、あとは自分の足で歩いて行くようになりました。リードがないこと以外は、まるで小型犬のような立派なお散歩です。

🦗 公園でハンティング、帰りはひと休み

公園に着くと、この時期は伸びた雑草の中にたくさんのコオロギやバッタがいて、くりちゃんは目を輝かせながらハンティング。

たくさん虫を捕まえて満足すると、帰りは夫の腕に止まり、熱くなった体を冷ますように羽を少し広げて、口を開けてハアハアと呼吸しながら、休み休み帰ってきます。


🐶 真夏のアスファルトは犬にとって危険

こうして毎日くりちゃんを散歩させていると、犬の散歩をしている方ともよくすれ違います。

季節が涼しい時期は気になることはありませんが、真夏の昼間にアスファルトの上を歩くワンちゃんを見ると、「大丈夫かな…」とつい心配になってしまいます。

その思いが、夢となって出てきたのかもしれません。


🔥 猛暑が動物たちにもたらす影響

今年の夏も、厳しい猛暑が続く見通しです。

特に7月末から8月前半にかけては暑さのピークを迎えるとされ、「ダブル高気圧」の影響で35℃を超える猛暑日が続き、地域によっては40℃近くに達することも。体調管理だけでなく、命を守るための対策が必要になってきます。

すでに、野菜や果物、お米の品質や収穫量に影響が出ているとの報道もあり、卵の生産にも支障が出ているそうです。

鶏の場合、暑さが続くと産卵が止まってしまうこともあり、場合によっては命にかかわることもあります。


🌙 くりちゃんは夜は室内で快適に

うちのくりちゃんは、夏も冬も夜は室内で過ごしています。

今年の10月で満3歳。産卵のペースがゆっくりになってきましたが、快適な室温の中でよく眠り、元気いっぱいに過ごしています。


🎐 暑くても散歩が好きな理由

どんなに暑くても、くりちゃんがお散歩を楽しみにしているのは、「楽しいこと」が待っているから。

季節ごとに違う虫たちとの出会いが面白く、美味しく、毎日がまるで夏休みの子供のようなワクワクに満ちているのです。

犬にとって散歩は運動だけでなく、メンタルケアや認知症予防にもなる
犬にとって散歩は運動だけでなく、メンタルケアや認知症予防にもなる

🐾 犬にとっての散歩は“情報収集”の時間

ワンちゃんたちにとっても、お散歩は何よりの楽しみという子がたくさんいると思います。

単なる運動や排せつの時間ではなく、外の世界とふれ合いながら大切な情報を集める貴重な時間だからです。

犬の嗅覚は人間の1万倍から1億倍とも言われ、その優れた感覚を使って、道ばたの草や電柱、他の犬が残したおしっこなどに含まれる“匂いの手紙”を読み取っています。

そこには、「誰が」「いつ」「どんな気持ちで」通ったのかといった情報が込められていて、犬たちはそれを通じて自分のテリトリーや周囲の状況を確認しているのです。

特に他の犬のおしっこには、「ここに別の犬が来たよ」「私は元気だよ」「これは私の縄張りだよ」といったメッセージが込められており、犬同士の大切なコミュニケーション手段となっています。

だからこそ、散歩中に立ち止まって匂いを嗅ぐ姿は決して「歩かないから困る」ものではなく、彼らなりの大切なルーティン。

急かさず、できるだけ自由に嗅がせてあげることが、犬にとっての“心の栄養”となり、満足感や安心感につながるのです。

大好きな保護者さんと一緒に歩きながら、こうした刺激をたくさん受け取ることで、犬は心も体も健やかに過ごしています。


💡 少しの工夫が、命を守るやさしさに

だからこそ、その「楽しい時間」が、暑さでつらいものにならないように。

どうか、快適で安全に過ごせるよう、時間帯や場所を工夫してあげて欲しいと思います。

保護者さんのほんの少しの気遣いが、ワンちゃんたちにとっては命を守る大きなやさしさになるのです。


🌞 夏のアスファルトやコンクリートが犬に与える影響と散歩の対策 🌞

夏の暑い日、アスファルトやコンクリートの道路は太陽の熱を吸収して、とても高温になります。人間が裸足で歩くと熱くて火傷しそうになるのと同じように、犬の足裏もダメージを受けやすいのです。


🐾 犬の足裏への影響

  • やけどのリスク

    アスファルトの表面温度は、気温よりも10〜20℃以上高くなることもあり、犬の肉球がやけどを負う危険があります。特に子犬や老犬は皮膚が薄く敏感です。

  • 肉球のひび割れや炎症

    熱さにより肉球が乾燥・ひび割れしやすくなり、痛みや出血の原因に。

  • 歩きたがらなくなる・ストレス

    足が痛くて散歩を嫌がるようになり、運動不足やストレスにつながることもあります。


🌿 散歩時の対策

  • 早朝か夕方以降の涼しい時間帯に散歩をする日中のアスファルトが熱い時間を避けましょう。朝晩の涼しい時間が安全です。

  • 影の多い道や芝生の上を歩く日陰や草の上は熱がこもりにくく、足への負担が軽減されます。

  • 道路の温度を確認する手の甲や素足で道路を触ってみて、熱いと感じたら散歩を控えましょう。

  • 肉球クリームや保護用ブーツの活用専用の保湿クリームで肉球を守ったり、暑さから足を守るブーツを使うのも効果的です。

  • 水分補給を忘れずに散歩前後や途中でしっかり水を飲ませて、熱中症予防をしましょう。



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