🌿 オリーブの枝葉でマルチング
- かとうようこ

- 9月14日
- 読了時間: 2分

今年の夏、オリーブの実はほとんどできませんでしたが、枝の成長はとても旺盛でした。剪定の時期ではなかったのですが、お隣に伸びてしまった枝を切り落とし、せっかくなのでマルチングとして土に敷いてみることにしました。
オリーブの枝葉をマルチングすると、土の保湿効果や雑草対策に役立ちます。さらに少しずつ分解されて、やがて土の栄養へと変わっていきます。
🐞 ダンゴムシの登場
枝葉を敷くと、そこに集まってくるのがダンゴムシ。数が増えてしまうこともありますが、彼らは硬い枝葉を細かく分解してくれる大切な存在です。
ダンゴムシが砕いた有機物を、次はミミズがさらに分解してくれます。こうして土はふかふかに豊かになり、植物にとって居心地の良い環境が整っていきます。
🕷️ ダンゴムシの天敵たち
自然界では、ダンゴムシもまた他の生き物の命を支えています。
クモ
カエルやヒキガエル
トカゲやヤモリ
地面をついばむ鳥(ムクドリ、ハクセキレイなど)
ムカデやアリ
クモやカエル、トカゲやヤモリは、実は野菜に寄ってくる害虫を食べてくれる益虫でもあります。ダンゴムシを食べつつ、畑や庭を守ってくれている存在なのです。
そして、わが家の鶏「くりちゃん」もこの循環の仲間。くりちゃんはダンゴムシには興味を示しませんが、カエルやトカゲ、ムカデは大好物。彼女なりに自然のサイクルに関わっています。


🍂 庭にあるものはすべて資源
思えば以前は、剪定した枝も、芝生や草を刈ったものも、野菜の残渣も古い土も、すべてゴミとして捨てていました。けれど自然農法を知ってからは、庭にあるものはすべて貴重な資源なのだと気づいたのです。
今では、落ち葉を掃いてレイズドベッドの土の上に載せながら、「ありがとう、いい土になってね~」とニコニコ嬉しい気持ちになります。
🔄 自然の循環の中で
今は青々としているオリーブの葉も、1週間もすれば枯れて茶色くなっていきます。夏の野菜や果物の残渣を片付けたあと、それらも一緒にマルチングとしてたっぷり土の上に載せました。
やがてそれらはダンゴムシやミミズ、微生物たちの力で分解され、また新しい命を育む土へと還っていきます。一見「不要」と思えるものが、実は次の命の糧になっていく。
庭に立つと、自然界の循環の美しさと、すべてがつながっているありがたさを感じます。




コメント