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🌿 オリーブの枝葉でマルチング


オリーブの剪定した枝葉と一緒に、まわりの雑草や夏野菜の植物残渣も土の上に載せています。
オリーブの剪定した枝葉と一緒に、まわりの雑草や夏野菜の植物残渣も土の上に載せています。

今年の夏、オリーブの実はほとんどできませんでしたが、枝の成長はとても旺盛でした。剪定の時期ではなかったのですが、お隣に伸びてしまった枝を切り落とし、せっかくなのでマルチングとして土に敷いてみることにしました。


オリーブの枝葉をマルチングすると、土の保湿効果や雑草対策に役立ちます。さらに少しずつ分解されて、やがて土の栄養へと変わっていきます。


🐞 ダンゴムシの登場

枝葉を敷くと、そこに集まってくるのがダンゴムシ。数が増えてしまうこともありますが、彼らは硬い枝葉を細かく分解してくれる大切な存在です。


ダンゴムシが砕いた有機物を、次はミミズがさらに分解してくれます。こうして土はふかふかに豊かになり、植物にとって居心地の良い環境が整っていきます。


🕷️ ダンゴムシの天敵たち

自然界では、ダンゴムシもまた他の生き物の命を支えています。


  • クモ

  • カエルやヒキガエル

  • トカゲやヤモリ

  • 地面をついばむ鳥(ムクドリ、ハクセキレイなど)

  • ムカデやアリ


クモやカエル、トカゲやヤモリは、実は野菜に寄ってくる害虫を食べてくれる益虫でもあります。ダンゴムシを食べつつ、畑や庭を守ってくれている存在なのです。


そして、わが家の鶏「くりちゃん」もこの循環の仲間。くりちゃんはダンゴムシには興味を示しませんが、カエルやトカゲ、ムカデは大好物。彼女なりに自然のサイクルに関わっています。

雪柳の枝も剪定してマルチにしました。
雪柳の枝も剪定してマルチにしました。


レイズドベッドにたっぷり敷いたオリーブマルチ
レイズドベッドにたっぷり敷いたオリーブマルチ

🍂 庭にあるものはすべて資源

思えば以前は、剪定した枝も、芝生や草を刈ったものも、野菜の残渣も古い土も、すべてゴミとして捨てていました。けれど自然農法を知ってからは、庭にあるものはすべて貴重な資源なのだと気づいたのです。


今では、落ち葉を掃いてレイズドベッドの土の上に載せながら、「ありがとう、いい土になってね~」とニコニコ嬉しい気持ちになります。


🔄 自然の循環の中で

今は青々としているオリーブの葉も、1週間もすれば枯れて茶色くなっていきます。夏の野菜や果物の残渣を片付けたあと、それらも一緒にマルチングとしてたっぷり土の上に載せました。


やがてそれらはダンゴムシやミミズ、微生物たちの力で分解され、また新しい命を育む土へと還っていきます。一見「不要」と思えるものが、実は次の命の糧になっていく。


庭に立つと、自然界の循環の美しさと、すべてがつながっているありがたさを感じます。



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