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🦍 ゴリラに学ぶ調和と優しさ|霊長類学者山極壽一さんが伝える理想の生き方

群れの中で穏やかに見守るシルバーバック。力だけでなく、安心と調和でリーダーシップを発揮しています。
群れの中で穏やかに見守るシルバーバック。力だけでなく、安心と調和でリーダーシップを発揮しています。

最近、夫がよく見ているYouTubeで、霊長類学者・山極壽一さんが出演しているチャンネルがあり、その中で「ゴリラから学んだ理想の生き方」というテーマが紹介されていました。その内容にとても共感し、今回はブログにまとめてみます。


ゴリラと聞いて、どんなイメージを持ちますか?

力強くて荒々しい…そんな印象を抱く人も多いかもしれません。ですが、長年ゴリラの研究を続けてきた霊長類学者・山極壽一さんは「ゴリラこそ、人間が忘れてしまった大切な生き方を体現している」と語っています。


🕊 ゴリラの社会は“平和的”

ゴリラは群れで暮らしますが、その社会はとても穏やか。

群れを率いるシルバーバック(成熟したオス)は力で支配するのではなく、仲間の安心や調和を大切にしながらリーダーを務めます。時にはケンカもありますが、長引くことはなく、すぐに仲直りするのも特徴です。人間が忘れかけた「調和の知恵」がそこにあります。


💬 ゴリラは“話し合い”が得意

山極さんの研究によると、ゴリラは咳払いのような「コホン」という声で合図を送り、相手に気持ちを伝えることがあります。たとえば遊びが激しくなりそうなときに「コホン」とすることで「ちょっと落ち着こう」とメッセージを送るのです。

言葉を持たないのに、空気を読み合い、衝突を避ける工夫をしているのです。


🎮 遊び心とユーモア

ゴリラはとても遊び好き。子どもだけでなく大人も追いかけっこやじゃれ合いを楽しみます。動物園では、見学者に対して突然“ドンッ”とガラスを叩いて驚かせることもありますが、あれもユーモラスな遊びの一つ。人間と同じように「ちょっと笑わせたい」という気持ちがあるのかもしれません。


📸 イケメンゴリラ・シャバーニの人気

日本では、愛知の東山動植物園で暮らす「イケメンゴリラ」シャバーニが一躍有名になりました。写真集まで出版されるほどの人気で、その端正な顔立ちや堂々とした姿に多くの人が魅了されました。そこには“強さと優しさを併せ持つ存在”として、私たちがゴリラに理想像を投影している一面があるのかもしれません。


子どもと一緒にゴロン。仲間との絆を大事にしつつ、遊び心を楽しむゴリラの日常です。
子どもと一緒にゴロン。仲間との絆を大事にしつつ、遊び心を楽しむゴリラの日常です。

🌿 ゴリラからのメッセージ

ゴリラは争いを好まず、仲間とのつながりを大切にし、遊び心を忘れない生き物です。

彼らの生き方を知ると、現代社会で忙しさや競争に追われる私たちに「もっとゆったりと、調和を大切にして生きてもいいのでは?」という問いかけが浮かんできます。


山極先生の著書『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』では、ゴリラの社会や行動を通して、私たちが日常生活で大切にすべきことを具体的に教えてくれます。


✅ ゴリラはただの力強い動物ではなく、私たちが忘れかけた“やさしい生き方”を映し出す存在。研究者が伝える彼らの姿に、人間の未来を考えるヒントが隠されています。

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