庭で遊ぶくりちゃんと、ちょっぴりスリリングなお散歩
- かとうようこ
- 9月13日
- 読了時間: 4分

🐔 庭で遊ぶくりちゃん
庭仕事をしている間、我が家の鶏、くりちゃんをハウスから出してあげるのが日課です。
庭に出ると、しばらくの間はあちこちで穴を掘ったり、日向ぼっこをしたりと自由に遊び回ります。
でも、夫が毎日近くの公園までお散歩に連れて行くので、くりちゃんは家の敷地を出て、歩道の植え込みで虫を探しながら散歩するのが日常になってしまいました。
そのため、ときどきひとりで歩道に出ていくことも。
「くりちゃーん、ひとりで行っちゃだめだよ~」と声をかけますが、遊びたい気持ちは止められず、結局、こちらが作業を中断して、くりちゃんに付き合うことになります。
👀 つかず離れずの駆け引き
今日は庭から歩道の植え込みにいるくりちゃんを呼んでも、一向に帰ってきません。
でも、私の様子をうかがいながら遠くへは行かず、見える範囲にとどまっています。
まるで「ついてきてくれるのを待っている」かのような駆け引きです。
ところが、大きなトラックが2台続けて通ると、びっくりして羽をバタバタさせながら慌てて庭に戻ってきました(笑)。
戻ってきたくりちゃんは、最初は私の横を素通りしてしまい、「待ってたのに…」と拗ねているかのように、しばらくひとりでプランターの端に止まっていました。
でも、やがて寂しくなったのか、少しずつ私のそばに歩み寄り、所在なげに土をついばんで過ごしていました。
その仕草はまるで人間の子どもが拗ねて甘えているようで、くりちゃんの気持ちが伝わってくるようでした。こうした行動も、私との間に信頼関係が育まれている証なのだと思うと、
なんとも健気で、思わず「かわいいなあ」と笑みがこぼれました。
🧠 くりちゃんの知能と好奇心
こうしてくりちゃんを庭に放すと、初めは目の届くところにいますが、気づかぬうちにこっそり裏庭に回ったり、歩道に出て虫を探したりと自由に遊びます。
鶏の知能は、人間でいうとおおよそ5歳前後くらいと言われています。色や形を覚えたり、餌の隠し場所を記憶したり、群れの中で社会的なルールを理解したりもできます。くりちゃんの行動を見ていると、その賢さはまさに目に見える形で現れます。
🐛 くりちゃんが覚えていること
🪲 大好きな虫を捕まえた場所 毎回チェック
🍓 果物や野菜が実っていた場所 いちご・ブルーベリー・プチトマトなどを確認
🚶♀️ 散歩コース 公園までの道を覚えて自分で歩けるように
⚠️ 環境に対する慎重さ
👀 見慣れないものへの警戒 ビニールシートや工事車両など
🦅 捕食者への瞬時の反応 トンビやカラスに敏感
🌧️ 環境変化への対応 強風・熱い道路・雨の日には行動制限
🔬 学習と記憶の科学的背景
🧠 鶏は「エピソード記憶(いつ・どこで・何を)」に近い記憶を持っているとされ、場所と出来事を結びつけて覚えることができます。
⚖️ 捕食者への警戒は「生得的な危険認知」と「経験的な学習」の両方が影響しています。
🤝 人との社会的関係
🐔 「夫の保護を求める」という行動は、くりちゃんにとって夫さんが “安全基地” であることを示しています。
💞 これは犬や猫と同じように、人との絆から生まれる 社会的行動のひとつ です。
🐔 くりちゃんは、普段見慣れないものや捕食者に遭遇すると体を細くして足を止め、夫の保護を求めます。
🌸 周囲にも笑顔を届けるくりちゃん
最近は、夫が近所を歩いていると、「今日はおひとりですか?」と声をかけられることもあるそうです。毎日のように鶏を散歩させている姿を見ていた方で、「鶏さん、かわいいですね~」と言われたとのこと。
くりちゃんの存在が、周囲にも小さな幸せを届けているようで、とても嬉しい気持ちになります。

❤️ のんきで愛らしい娘のような存在
人間の幼稚園児のように好奇心旺盛で、
のんきで愛らしいくりちゃん。
彼女と過ごす日常は、
動物と暮らす幸せをしみじみと感じられる、あたたかなひとときです。
🐔 くりちゃんと暮らす日々から学んだこと
くりちゃんの行動やしぐさを見ていると、
記憶力や学習能力
環境に対する慎重さ
人との信頼関係
周囲に笑顔を広げる存在感
こうしたものがすべて重なり合って、「鶏も豊かな心と知恵を持っている」ことを教えてくれます。
動物たちと暮らす毎日は、ただ可愛いだけでなく、人の生き方や心の在り方を映し出してくれる鏡のような時間でもあるのだと感じます✨
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