小さな脱走、大きな学び──ルーシーの心を癒すヒーリング体験
- かとうようこ
- 5月25日
- 読了時間: 3分
更新日:6月23日

先日、我が家の猫・ルーシーが脱走してしまうという一大事件がありました。
翌日になっても、ルーシーはまだ大きなショックの中にいたようで、2階の脱衣所にこもったまま動こうとせず、大好物の猫缶のスペシャルごはんにもまったく手をつけませんでした。
脱走当日は、家から大きく離れることなく、呼びかけにもちゃんと応えてくれ、最終的には玄関脇まで戻ってきてくれました。その賢い行動を、私は何度も「えらかったね」「よく戻ってきたね」と言葉にして褒めました。
でも——ルーシーの中に残った不安や警戒心は、完全にはほどけていないように感じたのです。
「ごめんね」と「ありがとう」を、心で伝える時間
実は、今回の脱走には、夫の“ほんの冗談”がきっかけとなった一面もありました。しかし、当然ながらその意図はルーシーには伝わらず、家に戻ってきたあとも、夫のことを避けるそぶりを見せていました。
そんなルーシーに、改めてきちんと向き合う時間を持とうと決めました。
まずは、フラワーレメディのレスキューを耳と口元にやさしく塗布。そして、ルーシーを膝に抱いて、一つひとつ「賢かった行動」を言葉にして褒めました。猫には、“具体的に褒める”ことがとても大事です。
そして最後に、「ルーシーは、うちの子だよ。大事な大事なうちの子だよ」と、心からの想いを伝えました。
最初は抱っこを少し嫌がっていたルーシーの体から、だんだんと緊張が解けていき、ついには全身を預けてくれた瞬間……。こちらの想いが、確かに届いたと感じました。
セルフケア講座で学んだ“癒し”をルーシーに
さらに今回は、「古武術理論でのセルフケア講座」で教わったヒーリングを試してみることにしました。
この手法は、「相手の不調や感情を自分のお腹の空間に取り込んで昇華する」という、非常に繊細でユニークなもの。
ルーシーの中に残る不安や恐怖のエネルギーを、手から腕、肩を通してお腹へと受け入れるイメージで行います。すると、お腹の中にモヤモヤとした重たさが広がり……そのまま静かに観察を続けていると、スーッと消えていったのです。
呼吸も楽になり、心も穏やかになっていくこの感覚に、私は深く感動しました。
目の前のルーシーが、それまでとは違う安心した表情を見せてくれたことが、何よりの証でした。
癒しは、誰の中にもある力
北村先生の講座で学んだこの技法は、とても繊細でありながら、想像以上にパワフルです。これは、アニマルコミュニケーションの世界にも通じるものであり、学べば学ぶほど、心が深く動かされます。
そして今朝。ルーシーは、他の子たちと一緒に1階に降りてきて、スペシャルごはんをモリモリ食べてくれました。夫との仲もすっかり元どおり。リビングでくつろぐ姿に、ようやく私もホッと胸をなでおろしました。
今回の出来事を通じて、日々の小さな気づきや、丁寧なケアの積み重ねが、どれほど大きな癒しを生むのかを実感しました。
意識やエネルギーに働きかけるヒーリングは、動物との絆を深めるだけでなく、私たち自身の心と体にも、確かな変化をもたらしてくれるのです。
ご案内:講座と体験のご紹介
私のサロンでは、アニマルコミュニケーションの体験会をはじめ、毎月第3土曜日に
チャクラ講座
古武術理論でセルフケア講座
を開催しています。
これらの講座は、動物たちと深くつながる感性を育み、自分自身を整えることを目的とした基礎トレーニングの場。直感を磨き、より平和で豊かな暮らしを築くことを目指します。
癒しの力は、誰の中にもあります。
もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご参加くださいね。

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