小さな脱走、大きな学び──ルーシーの心を癒すヒーリング体験
- かとうようこ
- 6 日前
- 読了時間: 3分
更新日:5 日前

ルーシーの脱走劇の翌日、彼女はまだ精神的ショックが大きく、2階の脱衣所に引きこもったままでした。朝夕にあげる大好きな猫缶のスペシャルごはんさえ、まったく口にしませんでした。
ほんの冗談のつもりだった夫の行動も、猫のルーシーには伝わりません。家の中に戻ってからも、夫をよそよそしく避ける様子が続いていました。
それでも当日、外に出てしまっても家から遠く離れず、ちゃんと玄関脇まで戻ってきたこと。呼ぶと返事をしてくれたこと。その行動をしっかり褒めて、「賢いね、えらかったね!」と何度も伝えました。
でも、ルーシーの中に残った不安や警戒心は、まだ完全にはほどけていないと感じました。あらためて、もう一度、ルーシーとしっかり向き合う必要がある──そう思ったのです。
そこでまずは、フラワーレメディのレスキューを耳と口元に優しく塗り、膝の上にルーシーを抱いて、改めて(猫には特に“具体的に”が大切!)彼女が取った賢い行動を一つひとつ言葉にして褒めました。そして、「ルーシーは、うちの子だよ。大事な大事なうちの子だよ」と、心からの想いを伝えました。
すると、抱っこされることに少し抵抗していたルーシーの体から緊張感がスーッとほどけ、体全体を預けてくれました。
さらに今回は、私が最近学んだヒーリングを実践してみることに。
これは、先日の「古武術理論でセルフケア講座 練習会」で北村先生から教わった、“相手の心身の不調を自分のお腹の空間に取り込んで昇華する”という、非常にユニークで繊細なヒーリング法です。
ルーシーが感じた不安や恐怖のエネルギーを、手のひらから腕、肩を通じてお腹の空間へと送り込むと、お腹の中にモヤモヤした感覚が広がっていきました。その感覚をただ静かに観察し続けると、やがてスッと収まり、呼吸も楽になっていったのです。
この体験は、私にとって大きな気づきとなりました。
新しく学んだヒーリングが、動物の“心”のケアとしても確かな効果をもたらすことを、目の前のルーシーを通じて実感することができたからです。
北村先生に教わっていると、毎回「人間の身体って本当に不思議だな」と感じます。
意識を使った施術は、とても繊細でいて、とてもパワフル。
アニマルコミュニケーションにも通じるものがあり、学ぶたびに心が深く動かされます。
ヒーリングの後、ルーシーはすっかりいつもの様子に戻りました。
今朝は、他の子たちと一緒に1階に降りてきて、スペシャルごはんもモリモリ食べてくれました。そして、お父さん(夫)ともすっかり仲直りしています。
今回のルーシーとの出来事を通じて、日々の小さな気づきと丁寧なケアが、どれほど深い癒しを生むのかをあらためて実感しました。そして、意識やエネルギーに働きかけるヒーリングやセルフケアは、動物との絆を深めるだけでなく、わたしたち自身の心身にも大きな力を与えてくれるのだと感じています。
わたしのサロンでは、アニマルコミュニケーションの体験会のほかに、毎月第3土曜日に「チャクラ講座」と「古武術理論でセルフケア講座」を開催しています。
これらの講座は、動物たちと深くつながり、癒せる自分になるための基礎訓練の場であり、また、直観力を磨くことで、より平和で豊かな暮らしを築くことを目指す学びの時間です。
癒しの力は、誰の中にも必ずあります。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加くださいね。

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