ザ・キャビンカンパニー大絵本展へ家族でおでかけ
- かとうようこ

- 8月18日
- 読了時間: 4分

🌟 義妹の審査員賞受賞と滋賀での夏のひととき
このお盆、嬉しいニュースと共に家族が滋賀に遊びに来てくれました。
実は義妹が講談社の絵本コンペで審査員賞を受賞したんです!
プロへの一歩を踏み出した彼女の活躍に、家族みんなで喜びを分かち合いました。
せっかくの機会なので、信楽で待ち合わせをして、まずは自然豊かな鶏鳴の滝へ。
滝の清らかな水音とマイナスイオンに包まれながら、しばし心を解き放つひとときを過ごしました。
その後は、滋賀県立美術館で開催中の『ザ・キャビンカンパニー大絵本展《童堂賛歌》』へ足を運びました。
義妹家族にとっても、私にとっても特別な時間となった、その体験を少しご紹介します。
🎨ザ・キャビンカンパニーとは
ザ・キャビンカンパニー(The Cabin Company)は、日本のクリエイティブユニットで、絵本作家やイラストレーターが中心となって活動しています。彼らの作品は幻想的で詩的な世界観を持ち、絵本を通して視覚と物語が融合した独自の表現を追求しています。色彩豊かなイラストと深いテーマ性が特徴で、子どもから大人まで多くの読者に感動を与えています。
今回の大絵本展《童堂賛歌》では、絵本の原画や制作過程を間近で見ることができ、創作の裏側や世界観を体感できる貴重な機会でした。幻想的な作品の数々に、義妹も目を輝かせていました。


🌊 展示室を彩る大迫力の海の壁画
展示室に足を踏み入れると、まず目を奪われるのは壁一面を覆う大きな海の作品です。
海に住まうたくさんの海洋生物や大きな帆船が色鮮やかに描かれており、見ているだけで海の世界に引き込まれます。作品の前に立つと、まるで自分自身が海に包み込まれてしまうような感覚になります。
展覧会の始まりを告げる象徴的な一枚であり、この世界に引き込まれるような圧倒的な存在感がありました。



🪵 遊び心あふれる立体作品の展示室
奥に進むと、立体作品が並ぶ展示室が待っていました。
木の温もりや異素材の組み合わせで作られた作品は、どれも触れてみたくなるような魅力があります。
中でも印象的だったのは、球を入れると木琴の音が響く仕掛けの作品。幼い子供が夢中になって何度も球を転がし、そのたびに楽しい音色が響き渡ります。
「あと何回で終わる?」と親御さんがやんわり声をかけても、「あと100万回!」と答える子どもの姿に、思わず夫と顔を見合わせて笑ってしまいました。
作品そのものだけでなく、体験する人の反応も含めて一つのアートになっているようで、とても心温まる時間でした。

🖼️ 絵本の世界からもらった贈りもの
滋賀県立美術館で開催されている「ザ・キャビンカンパニー大絵本展《童堂賛歌》」は、ただ作品を“観る”だけでなく、体験し、感じ、物語の世界に浸れる展覧会でした。
大迫力の海の壁画に始まり、遊び心あふれる立体作品、そして壁一面に広がる絵本原画の数々。どの展示室もそれぞれ違った魅力にあふれていて、子どもはもちろん、大人も童心にかえって楽しめる空間でした。さらに館内のあちこちに飾られた大きな絵は、展示室を出た後も余韻を引き延ばしてくれます。
義妹が絵本作家を志し、いよいよプロへの一歩を踏み出したこのタイミングで、この展覧会を一緒に訪れることができたのも特別な体験でした。絵本の可能性の広がりや表現の多様さに触れ、創作へのエネルギーを改めて感じてもらえたのではないかと思います。
ザ・キャビンカンパニーの世界は、絵本を手にした瞬間から、展示室を歩く足音、木琴の響き、プロジェクションの映像とBGMにいたるまで、すべてがつながって一つの大きな物語を紡いでいるようでした。
もし滋賀に足を運ぶ機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
大人も子どもも夢中になれる、特別な時間が待っています。


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