🐾アニマルコミュニケーションご感想:「アドバイスをいただき大変安堵いたしました」
- かとうようこ
- 2024年11月22日
- 読了時間: 3分
更新日:7月24日
先日、久しぶりに懐かしい猫さんのお姿を見せていただく機会がありました。
その猫さんとは、太亜(たあ)くん。
太亜くんは、わたしの家で暮らしていたミシェル(野良出身のスコティッシュフォールド)の息子で、7年前に母子一緒に保護された4つ子のうちのひとりです。ご縁があり、S様ご家族が里親となってくださり、大切に育てられてきました。
穏やかで落ち着いた表情。ひとりっ子として大切にされてきたことが、その佇まいからも伝わってきて、胸がいっぱいになりました。
ミシェルにも、太亜くんの写真を見せながら「あなたの子だよ。立派に育ってるね。大切にしてもらってありがたいね」と語りかけると、じっと見つめるように写真を見ていました。



🐾新しい家族を迎えるということ
今回アニマルコミュニケーションのご依頼をくださったのは、太亜くんの里親であるS様。ご自宅の前で怪我をしていた**ナナちゃん(推定1歳)**を保護し、新たに家族として迎えることになった経緯がありました。
太亜くんとナナちゃん、それぞれの気持ちを聞いてほしい──。
ひとりっ子だった動物に新しい子を迎え入れる場面は、決して珍しくありません。とくに保護という背景がある場合、突然の変化に戸惑いや罪悪感を抱かれる保護者の方も少なくないのです。
でも、本当に大切なのは、「決めたことに対して、愛情をもって、毅然とした姿勢で接すること」。
先住猫には新しく来た子がどんな存在なのか、新入りにはここにいる先住猫がどんな子なのか。どちらの子に対しても、事情や保護者の思いを誠実に伝え、「あなたの気持ちも大切にするよ」と約束することがとても重要です。
アニマルコミュニケーションでは、その橋渡し役として、動物たちの気持ちを通訳するだけでなく、安心できる距離感を築くためのサポートも行っています。
🐾S様からのご感想
保護者:S様(京都府在住)動物:太亜くん(男の子)/ナナちゃん(女の子)
今回の件は、先住猫の他に怪我を負った猫ちゃんを新たに迎え入れるという事に、私たちもかなり戸惑いがありました。そして何より一番戸惑ったのは太亜だったと思います。 急な出来事とは言え、太亜に対して罪悪感もありました。 ですが陽子さんから、「意味があってここに来た猫ちゃんだから、太亜に対して罪悪感を持つ必要もないし、ふたりを無理に仲良くさせようとは思わないでいい」というアドバイスをいただき、大変安堵いたしました。 現在ふたりは、同じ部屋にいても近づくことはありませんが、ご指導いただいたように、おやつやマタタビを同時にあげたりしています。 太亜の方がナナのことをかなり意識していて、ナナが屈託なくニャンプロを仕掛けると、太亜はシャーシャー唸っています。 ナナも独占欲が強く、ふたりの距離を縮めるにはまだまだ時間が必要ですが、アドバイスのとおり、無理強いせず気長に見守っていこうと思っています。 おかげさまで見ていく方向性も見え、今回のセッションもとても有意義な時間になりました。本当にありがとうございました。
🐾その後のふたりは…
後日いただいたご報告には、太亜くんが後ろからそっとナナちゃんの匂いを嗅ぎに行ったり、ナナちゃんの方からも「仲良くなりたいな」という仕草が見られたりと、微笑ましい変化が綴られていました。
「仲良くなっても、ならなくても、どっちでも大丈夫だよ」
そんなニュートラルな気持ちで優しく見守ることで、動物たち自身のペースで、最善の関係性が自然と育まれていく──私はそう信じています。
S様、このたびは貴重なご感想と、あたたかいご報告をありがとうございました。

