🐾 マリーちゃん、2階へお引っ越し
- かとうようこ

- 3 日前
- 読了時間: 3分

🐈かつてのライバルが “薄い壁越しの隣人” に。マリーとミシェル、家猫としての第二章が始まりました
今年の1月に家へ迎え入れたマリーちゃん。
サンルーム、そして階段室での暮らしにもすっかり慣れ、そろそろ次のステップへ……と、2階のファミリースペースへ引っ越してもらうことにしました。
2階には、三毛スコのミシェルちゃんが暮らしています。
実はこのふたり、外猫時代にはライバル関係。
顔を合わせれば緊張が走る……そんな時期もありました。
けれど、この10か月、家の中で何度か鉢合わせしてもケンカをすることは一度もなし。
それどころか、マリーちゃんがいるハウスに、ミシェルが逃げ込むこともありました。
仲良くはならなくても、お互い干渉しない関係を作っています。
“これは、同じスペースでの棲み分けもいけるかもしれない”
そんな淡い期待が心に芽生えていました。
🐾 階段室はみんなの共有スペースへ
階段室はマリーちゃんのお気に入りでしたが、彼女が常駐していることで、アメちゃん以外の猫たちが窓辺に寄らなくなってしまうこともありました。
そこで、マリーちゃんにも一段上の暮らしへ進んでもらい、階段室を再び
“みんなのサンルーム” に戻すことにしました。


🏠 小さな2部屋を用意して
2階には、マリーちゃんのために作ってもらった木のハウスを持って上がり、ベッドを入れている場所はそのままマリーちゃんに。
薄い壁を隔てたもう片方の、これまでトイレを置いていたスペースを整え、ミシェルちゃんの寝床をしつらえました。
どちらにも電気マットを入れて、冬支度は万端。
ミシェルちゃんのスペースは少し狭いのですが、思惑通り、彼女は迷わずそちらへ。
キャットウォークのすぐそばなので、いつでも避難できる “安全地帯”。
彼女らしい判断に、思わずクスッと笑ってしまいました。
☀️ “外猫時代” を生き抜いた2匹が選んだ場所
マリーちゃんは日中や夜間、これまで通り階段室へ行くこともありますが、今ではすっかり2階のハウスでくつろぐようになりました。
電気マットの温かさは、外で過ごしてきた彼女たちにとって格別のご褒美。
かつて張りつめていた冬の寒さとはまったく違う、柔らかくて安心できるぬくもりです。
かつてライバルだったふたりは、いまでは薄い壁を隔てて、それぞれの個室でぬくぬく。
文明の利器を堪能しながら、静かに、自分の居場所を受け入れつつあります。
🐾 新しい距離感、新しい家族のかたち
外では張り合っていた2匹が、家の中ではそっと距離を保ちながらも、平和に暮らしている。
猫たち自身が選んだ “心地よい距離感” がそこに生まれつつあるのを感じます。
これから、2匹の関係がどんなふうに変わっていくのか。
静かなワクワクとともに、そっと見守っていきたいと思います。


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