グレーテルちゃんは、生後5か月頃に譲渡会からお迎えされてから半年が経ちました。
少しずつお家に慣れてきたものの、まだ抱っこをしたり、同じお部屋で一緒に寝たりすることは難しいそうです。
今回、保護者様から「どのような生い立ちで保護されたのか」「家族のことをどう思っているのか」「何か要望があれば知りたい」といった内容でのご依頼をいただきました。
保護動物さんに生い立ちを尋ねる際、つらい経験や心の傷に触れる可能性があるため、動物さんが話したがらない場合は無理に聞き出すことはいたしません。ただし、話せる範囲で覚えていることや、伝えたい気持ちについて、できる限り丁寧にお聞きしております。
保護者様からのご感想
保護者 A様 京都府在住
動物 グレーテルちゃん 猫 女の子
こんにちは。
先日はありがとうございました。
セッションの感想を送らせていただきます。
今回、グレーテルの過去のこと、そこから繋がる現在の思いを聞くことができ、私たち家族は前向きな気持ちでグレーテルに接するようになりました。
保護主さんのお宅から、我が家に連れて来られて5ヶ月。
母猫と離され、何度か場所を移されたことから、またどこかへ連れて行かれるのではないか…と不安を感じているとのことでしたので、アドバイスいただいたように「あなたはずっとうちの子だよ」「どこへも行かないよ」と声をかけています。
陽子さんとお話をした日の夜、夫、息子にそれぞれへのアドバイスを伝えて実践したところ、とても満足そうな表情で3人からのなでなでを受け入れてくれた時は、思いが伝わっているのかなと嬉しくなりました。
オーラでは、お互いの信頼関係をとても大切にする子だとも伺ったので、これからも愛情を注ぎ、良い関係を築いていきたいと思います。
ありがとうございました。
余談ですが、今回のセッションで食べ物に関することがなかったので、少しホッとしました。
お外で暮らしたことのある猫ちゃんはある程度そうなのかもしれませんが、グレーテルの食への執着は凄まじく、お迎えしてすぐの頃は、いろんなものをかじられたり、食べられたりしてしまいました。
今はそういったものにグレーテルが触れないように対策しています。
でもそんな食いしん坊なところも可愛いなと思ったりするのですが♪
セッション後半におっしゃっていた、「猫ちゃんはただただ愛情を注げばいいんですよ」ということばで、なんだか私も解放された気がします。
良い機会をいただき、本当にありがとうございました。
A様、ご感想をお寄せいただき、ありがとうございました。
さっそくご家族でグレーテルちゃんからの要望を実践していただき、感謝申し上げます。
さらに、息子さんがグレーテルちゃんと遊んでいる動画までお送りいただき、とても嬉しく拝見させていただきました。
お迎えされた当初から、グレーテルちゃんの様子をよく観察され、すぐに適切な対策を取られていたことは本当に素晴らしいと思います。
動物が物をかじる行為には危険が伴います。例えば、テーブルに置いてあった食べ物や飲み物を口にして中毒を起こしたり、電気コードをかじって感電し大けがを負ったり、異物を飲み込んで手術が必要になるような事故が報告されています。
グレーテルちゃんの食事に関する心理的な背景について
1. 飢えや競争の経験
仔猫の頃に飢えを経験したり、保護施設で他の猫と一緒に食事をする中で「取られる」「足りない」という不安を感じていた場合、食べ物への執着が強くなることがあります。
2. 「食べ物=愛」の認識
脳が「食べ物=愛」と認識しているため、ご家族皆さんの愛情に包まれることで、「ここにいて大丈夫」「愛され、守られている」という安心感が育まれます。それにより、心が満たされ、徐々に食べ物への執着も落ち着いていくことが期待できます。
動物にとって、食事中や排泄中、眠っている時は無防備な状態になります。特に怖い経験をした子の場合、まわりの視線を気にせず邪魔されることのない落ち着いた環境で、安心して食事を楽しめる場所を整えてあげると良いですね。
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