
2016年4月16日の朝。
マリーちゃんの様子を見に行くと、4つ子の赤ちゃんが生まれていました。
出産まで、動物病院に連れて行くべきかどうか迷っていました。小柄なマリーちゃんのお腹があまりにも大きくなっていたため、出産時に何か問題が起きるのではと心配していたのです。しかし、人に慣れていないマリーちゃんをいきなり動物病院に連れて行くことで、大きなストレスを与えてしまうのではないかと考え、なかなか決断ができませんでした。
そんな中、夜中のうちに、マリーちゃんはひとりで立派に出産を終えていたのです…! 生まれた仔猫のうち3匹はグレーのシマシマ模様(シルバーマッカレルタビー)。やはり、妊娠中にサンルーム前に現れたグレーのオス猫が父親なのだと改めて思いました。そして、もう1匹は白い仔猫でした。


さらに驚いたのは、マリーちゃんがひとりでへその緒をかみ切り、胎盤を食べ、仔猫たちを舐めてきれいにしていたことです。誰にも教わることなく、完璧に出産と処置をしていたその姿に、感動せずにはいられませんでした。


そして、それからは毎日、マリーちゃんが懸命に子育てをする姿と、元気に成長していく仔猫たちを見守る日々が始まりました。
愛情深く仔猫たちを世話するマリーちゃんの姿は、見る者の心を温かくしてくれました。
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